ソフトウェア開発におけるドキュメンテーションの重要性の認識と、品質と生産性の向上につながるドキュメントの作成およびレビューのスキル習得のための教育を提供します。
研修日数や受講者の経験など、ご事情に合わせて研修カリキュラムをご提案します。
<3>ドキュメントレビュー関連講座
<3-1>ドキュメントレビュー(基礎編)
<3-2>ドキュメントレビュー(実践編:実開発文書を適用した文書診断レビュー)
<3-3>ドキュメントレビュー(定着編:実開発文書に基づく継続的な改善活動の支援)
各研修のフォローアップ研修
その他カスタマイズ研修
(研修費用はご相談ください)
受講者が、開発経験に合わせて(書き手としての)ドキュメンテーションから(読み手としての)レビューへと、自主的な改善活動につなげるための研修の流れを紹介します。
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本研修では、ドキュメンテーションの重要性と基礎的な記述スキルを学びます。
まず、仕事を進める上でのドキュメンテーションの重要性と役割を理解します。
その上でドキュメンテーションスキルの基盤となる次の2つの技術を演習と実習によって習得します。
技術文章を書く上での基礎技術
仕事を進める上でのドキュメンテーションの役割を正しく捉え、明確な目的の下で伝達したい内容を文書としてまとめ上げ、それを設定した読み手に伝える技術
特になし
1日間コース(6時間)または2日間コース(6時間×2)
※1日間コースは「第1日」のみの実施となります。
第1日 | 1.ドキュメンテーションの重要性(講義)ドキュメンテーションによる仕事の可視化/システム開発とドキュメンテーション/ドキュメンテーション力は仕事力 |
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第2日 | 5.ドキュメンテーション実習文書計画/文書設計 |
ソフトウェア開発現場におけるドキュメンテーションの重要性を理解します。
その上で、ソフトウェア品質と開発プロセス品質の向上につながる開発ドキュメント作成のスキルを学びます。
具体的な事項として、次の事柄を理解し習得します。
1~2年以上のソフトウェア開発経験があることが望ましい
1日間コース(6時間)または2日間コース(6時間×2)
※1日間コースは「第1日」のみの実施となります。
第1日 | 1.ソフトウェア開発における開発プロセス(講義・演習) |
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第2日 | 【実習1】各自の開発ドキュメントの要件定義と各自文書診断(注)受講者各自が業務で作成したドキュメントを持参して実習します.持参不可の場合には、この部分を割愛し,その分の時間を[実習2]に充てます。 |
ソフトウェア開発を進める上でのドキュメントレビューの意義を学びます。
そして、演習と実習によって、品質向上につながるドキュメントレビューの実践力を養います。
※本研修の内容は、名古屋大学NEPの公開講座(組込みシステム技術者向け)でも実施しています。
1~2年程度のソフトウェア開発経験があること
1日(6時間)
第1日 | 1.レビュー総論(講義)レビューの位置づけと種類/レビューの有効性 |
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ソフトウェア開発を進める上でのドキュメントレビューの意義を学びます。
そして、演習と実習によって、品質向上につながるドキュメントレビューの実践力を養います。実践編の実習では、受講者が実際に業務内で作成した開発ドキュメントを使って、レビューや改善の要点を学びます。
1~2年程度のソフトウェア開発経験があること
1日(6時間)
※実開発文書による実習(第3章)以外は、上記の「ドキュメントレビュー(基礎編)」と同じ内容になります。
第1日 | 1.レビュー総論(講義)レビューの位置づけと種類/レビューの有効性 |
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ドキュメントレビュー技術の基礎知識を学んだ上で、実開発文書を使った診断実習および、受講者自身が主体となる文書診断検討会を繰り返して、継続的な改善活動の定着をねらいます。
「<3-2>ドキュメントレビュー(実践編)」の目標に加えて、次の項目を目標とします。
1~2年程度のソフトウェア開発経験があること
1日(6時間)
第1回 (1日) |
1.「3-2. ドキュメントレビュー(実践編)」の内容(講義・演習・実習) |
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第2回 (半日) |
実開発文書を使った文書診断の実践 (ドキュメントレビュー実習)(演習)ドキュメントレビュー実習形式とする(事前に講師側で文書診断&教材化します)。 |
第3回 (半日) |
文書診断検討会(受講者主体の実開発文書の改善点に関する検討会)(コンサルティングを交えた参加者主体の勉強会)各自のドキュメントレビュー、グループでのレビュー結果の分析と検討、討議、改訂実習、講師による診断結果の解説などを、実開発文書や参加メンバーの状況などに合せて勉強会として進める。 |
第4回 (半日) |
別の実開発文書に対する文書診断検討会(第3回に同じ)(コンサルティングを交えた参加者主体の勉強会) |
以降 継続的に |
実開発文書の文書診断検討会を継続的に実施する(コンサルティングを交えた参加者主体の勉強会) |
ドキュメンテーションに関連するコースの受講フローを、受講者の経験によって設定した例です。
受講者が、開発プロジェクトメンバーとして業務経験を積んで行く段階に合わせて、開発製品や業務成果の品質向上に影響を与える開発ドキュメントに対する実践力を、それぞれの形態で提供します。
【開催日程】1日間(2日間コースもあり:第2日は実習中心)
仕事を進める上でのドキュメンテーションの基礎スキルを学ぶ。その基盤となるライティング基本技術、およびドキュメンテーション技術を使って、目的にかなう文書作成スキルを習得する。
【開催日程】1日間
<1>の研修後に、受講者が研修で得たことを実践し、いかに取り組んできたかを受講者自身が、実業務内で作成した文書を基に振り返り自己評価をして、今後の取り組みにつなげる基盤をつくる(ドキュメンテーションの取り組みに対するPDCAサイクル設定と管理)。
【開催日程】1日間(2日間コースもあり:第2日は実習中心)
ソフトウェア開発における開発ドキュメントの役割を学ぶ。
さらに、ソフトウェア品質と開発プロセス品質の向上につながる仕様書や設計書などの開発ドキュメント作成のスキルを習得する。
【開催日程】1日間
<2>の研修後に、受講者水準・受講者の取扱文書に応じて、 <1a>と同様に自己評価を行い、今後の取り組み基盤をつくる内容。
【開催日程】1日間
作成されたソフトウェア開発ドキュメントに対するレビューを行う基礎技術を学ぶ。ライティング技術の指摘ができるようになるとともに、開発工程と文書の関係からの高度な指摘ができるようになることを目指す。
【開催日程】計2.5日間~
基礎知識としてドキュメントレビュー技術を学んだ上で,受講者自らの実開発文書を使った診断実習と参加者が主体となる文書診断検討会によって,継続的な改善活動の定着をねらう。
イオタクラフトは,実開発文書に対する文書診断サービスを提供しています。
上記のコースは、文書診断のための基礎技術を体系立てたものです。
オンサイト研修(個別企業向け)のほか、その一部を、以下の公開講座で継続的に実施しています。